2007年02月20日

360度回転レンダリング画像 - 8

rot070220.swf

今回の絵はhisayanさんの「DC訪問着」です。テクスチャにはYounissさんの「DC訪問着用テクスチャ」を使わせていただきました。V3,Aiko3,Miki,TUYUKO用と4セットが用意されていますが、今回はAiko3用のものを使わせていただきました。

着物はダイナミッククロス用に作られていますので、比較的簡単に他のキャラクターでも使うことが出来ます。ただし、足袋や草履、帯はコンフォームになっていますので、一度metasequoiaに読み込んで位置とサイズを合わせ、自作キャラのCR2ファイルに合わせてフィギュア化しています。

ここからBlenderのUV関係の話になります。

今回からUV展開、編集について実際にどのような機能があるのか、見て行きたいと思います。今回はまず、Seamの設定を行ってみたいと思います。

BlenderでUV展開を行うには、普通、3D ViewであらかじめSeam(縫い目、合わせ目)の設定をしておきます。Seamをどこに、いくつ設定するかにより、UV展開したときの状態がかなり変わります。

今回は、私が作成しているキャラクターのボディーを使って説明しましょう。
実際に試していただけるようにテストデータuv_test1.zipを用意しました。わかりやすくするため、あらかじめ頭部、手、足の部分をmetasequoiaで削除してあります。

Blenderで開くとこうなります。
pic070220_35.jpg

試しにSeamを一切使わずに展開してみるとこんな感じです。
何やら、くもの巣のような感じになってしまいました。これでは、とても使えそうにありません。
pic070220_01.jpg

UVの展開図をDazのVictoria3などのような感じにしたいと思いますので、今回は
(1) 首から手首にかけて左右に一本ずつ
(2) 背中側に首から尾てい骨のあたりまで一本
(3) (2)につながるように尾てい骨あたりから足首まで左右に一本ずつ
合計5本のSeamを設定します。

では、一つずつ設定してみます。
3D Viewのまま「Object Mode」から「Edit Mode」にします。
pic070220_02.jpg pic070220_03.jpg

「Vertex select mode」から「Edge select mode」にします。頂点ではなく、エッジを直接選択、編集できるようになります。
pic070220_04.jpg

視点を調整して、首の部分がよく見えるようにします。
pic070220_05.jpg
視点の調整はマウス中央ボタン(マウスホイール)で行います。
(ホイール回転で拡大縮小、押したままドラッグで回転、「Shift」+ 押したままドラッグで上下左右に移動)
もし、視点をうまく調整しにくいときは、どこかを選択して「.」テンキーのピリオドを押すと、その部分を視点の回転中心に設定することが出来ます。

「Alt」キーを押しながらマウス右ボタンでエッジを選択すると、連続したエッジをまとめて選択できます。metasequoiaの「せんせん」というプラグインと同等の機能ですね。
pic070220_06.jpg

正しく選択できているのを確認したら、「Mesh」メニューから「Edge」「Mark Seam」を選択します。選択されている線の色が黄色からオレンジ色に変わります。
これで一本目のSeamが設定できました。
pic070220_07.jpg pic070220_08.jpg

反対側も同じようにして、「Alt」+ マウス右クリックでエッジを選択します。
pic070220_09.jpg

Seamを設定します。今度はキーボードショートカットを使ってみます。3D View上で「Ctrl」+ 「E」を押します。メニューが現れますので「Mark Seam」を選択します。
pic070220_10.jpg

2本目もSeam設定が完了です。
pic070220_11.jpg

次に背中側の中央のラインを「Alt」+ マウス右クリックで選択します。
pic070220_12.jpg

ちょっと視点を離してみると途中までしか選択できていないのがわかりますが、とりあえずここまでを「Ctrl」+ 「E」から「Mark Seam」を選び、Seamに設定します。
pic070220_14.jpg

この先、どこまで選択するのかが、ちょっとはっきりしません。
pic070220_15.jpg

先に足の方を済ませてしまいましょう。こちらも、一発で全て選択というわけにはいきませんので、一つ一つ進めます。
pic070220_16.jpg

「Shift」+ 「Alt」+ マウス右クリックで、追加選択していきます。
pic070220_17.jpg pic070220_18.jpg

ここまでで、「Ctrl」+ 「E」から「Mark Seam」を選んで、Seamを設定しましょう。もちろん追加選択をせずに、そのつどSeamを設定しても結果は同じです。
pic070220_19.jpg

反対側も同じようにSeamを設定します。
pic070220_20.jpg pic070220_21.jpg

残りは、背中からおしりにかけての部分だけですが、「Alt」+ マウス右クリックしようとすると、体の前の方まで余計に選択してしまい、うまくいきません。
pic070220_23.jpg pic070220_24.jpg

そこで、余計な部分を選択しないですむように、一時的にエッジを隠すことにします。両足から伸びるSeamと背中の中心線の交わる、すぐ下のエッジを一本だけマウス右クリックで選択します。
pic070220_25.jpg

「Mesh」メニューから「Show/Hide Vertices」の「Hide Selected」を選択します。
pic070220_26.jpg pic070220_27.jpg

この状態で、すぐ上のエッジを「Alt」+ マウス右クリックで選択します。こうすれば、隠れた部分から先は選択されません。
pic070220_28.jpg

忘れずに「Ctrl」+ 「E」から「Mark Seam」を選んで、Seamを設定します。
pic070220_29.jpg

隠した部分を戻すには、「Mesh」メニューから「Show/Hide Vertices」の「Show Hidden」を選択します。
pic070220_30.jpg pic070220_31.jpg

まだ一部残っているエッジがありますね。
pic070220_32.jpg

残っているエッジを「Alt」+ マウス右クリックで選択して、「Ctrl」+ 「E」から「Mark Seam」を選択します。これで、背中側のSeam設定も完了です。
pic070220_33.jpg

以上でSeamの設定が完了しました。
pic070220_34.jpg

すみません、思ったよりずいぶん長くなってしまいました。ここまで手順を再現していただいた方、どうもお疲れ様でした。

次回はこのSeamを設定したデータでUV展開を行い、ピンを使って形を整えていきます。
posted by mato at 21:22| Comment(5) | TrackBack(0) | BLENDER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一時的にエッジを隠す ということが出来るのを知りませんでした。
切り分けにはUVSelectでやっていましたがEdit Modeのほうがやりやすいかもしれませんね。
ためしてみます。
続きもよろしく。
Posted by sione at 2007年02月21日 20:08
> 一時的にエッジを隠す ということが出来るのを知りませんでした。

メニューに思いっきり「Show/Hide Vertices」と書かれていて頂点だけかと思いますよね。たまたま、やってみたら出来たので、記事の中でも使ってみました。

> 切り分けにはUVSelectでやっていましたがEdit Modeのほうがやりやすいかもしれませんね。

「Edit Mode」では「Mesh」メニューが使えるので、なにか便利なことがあるかもしれませんね。まだ、あまり詳しく見ていませんが、もう少し調べてみようと思います。
Posted by mato at 2007年02月21日 21:20
そうそう これは洋服などでできる方法ですが メタセコなどであらかじめ前身頃 後身頃 袖などを切り離しておくと(切り離したまま1つのOBjにまとめる)Blenderで切り分けしないで パッとUV展開できます。
フィギアなどはこの方法は難しいと思いますが 参考まで。
Posted by sione at 2007年02月22日 08:46
こんばんは〜
Blender、操作が難しいですね〜。慣れるまで時間かかりそうです。でもとても多機能でおもしろそうですね。3Dゲームのシーンまで作れるとは、、、驚きました。
UVまで到達するのいつごろになるだろうか心配になってきました。え〜今日のお題についていってませんね(^^;
Posted by itan at 2007年02月22日 21:48
> sioneさん
Seamの設定は、状況によってはかなり面倒な作業になることもありそうです。あらかじめ切り分けておけるなら、ずいぶん楽になるかもしれませんね。

metasequoiaではオブジェクトパネルやマテリアル設定でグループ分けなどを直感的に行えますが、Blenderではそのあたりの操作が少し分かりにくいような気がしますね。

> itanさん
そうですね。いろいろなことができそうですから、とりあえず自分が面白そうだと思ったところから始めてみるのが良さそうです。

私もBlenderのパーティクル機能とかに興味があります。Poserのダイナミックヘアに近い機能ですが、炎を表現したり、桜吹雪みたいなものを作ったりすることもできそうです。
Posted by mato at 2007年02月23日 02:00
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