2007年08月10日

360度回転レンダリング画像 - 25

rot070809.swf
今回の回転アニメーションを見て、これは何?と思われた方も多いかもしれません。
近くPoser Clubで開催される予定の「水着展」に、ウィンドサーフィンの絵を投稿しようと思っています。この絵はセイルの張り具合を確かめている場面を再現しているつもりです。実際に投稿するのは、海の上でセーリングしている場面になる予定です。

水着はDAYTONAさんの「KHD-Bikini-Kururu」、サンダルはtentmanさんの「Everyday Sandals for KURURU」です。どちらもPoser Clubで入手できます。
ウィンドサーフィンは、DAZの「Free Model Archive」の「SailBoard」です。リニューアルで無くなったと思ったのですが、まだありました。
くるるの髪とテクスチャは、それぞれsioneさん、henrietteさんのものを使わせていただいてます。

※くるるの修正版を8/4にリリースしています。まだの方は、くるるダウンロードの記事をご確認ください。

ここからBlenderの記事になります。
随分と間があいてしまいましたが、Fluid Simulationの続きです。
前の記事を見ていただいていればわかりますが、Fluid Simulationを行うには、あらかじめシーン内にオブジェクトを配置しておいて、それぞれにシミュレーションでの役割を設定する必要があります。

シミュレーションでの役割は、「Fluid Simulation」パネルの上部にある6つのボタンで指定します。
pic070809_01.jpg

初めの記事では「Domain」シミュレーション領域、「Fluid」流体、「Obstacle」障害物を説明しました。2回目の記事で「Particle」パーティクルを説明していますので、あと2つ、まだ説明していない機能があります。

「Inflow」流入と「Outflow」流出です。

これらは、簡単に言えば水道の蛇口のように水が出てくる部分、排水口のように水が出て行く部分です。
pic070809_02.jpg pic070809_03.jpg

「Fluid Simulation」については、英語マニュアルに詳しい解説があります。

●Inflow
簡単なサンプルデータsample_data070809.zipを用意しました。
上の「Inflow」の画像を作成したもので、シミュレーション領域にあらかじめ水が張られていて、空中にある平面から水が流れ出るというものです。
pic070809_04.jpg

この中で水の流れ出る部分について、少し説明します。
実際にサンプルデータを開いている場合、「Buttons Window」で「Object」ボタンを押して「Fluid Simulation」パネルを表示してください。
pic070809_05.jpg

左から3番目のレイヤーを表示させると、3DViewに平面が表示されますので、それをマウス右クリックしてください。
pic070809_06.jpg

この状態で、「Fluid Simulation」パネルはこのように表示されます。
pic070809_07.jpg

赤い四角で囲んである部分が、実際に設定を行っている部分です。
まず、シミュレーションでの役割として「Inflow」が選択されています。
すぐ下で、「Init Shell」が選択されています。
水が出る部分の形状は、立体でも平面状でも構いません。形状が平面の場合は、「init Shell」を指定します。

この部分について、少し詳しく説明します。
「Fluid Simulation」パネル中央付近に「Init Volume」「Init Shell」「Init Both」という3つのボタンがならんでいます。

これらのボタンは、オブジェクトの形状のうち、シミュレーションで使用される部分を
・面で囲まれた空間(Init Volume)
・面そのもの(Init Shell)
・これら両方(Init Both)
の3つの中から指定するために使用します。

シミュレーションで使用するオブジェクトが面の閉じた形状でない場合は、「Init Shell」のみ使用できます。
これらの設定ボタンは、「Inflow」以外に、「Fluid」「Obstacle」「OutFlow」でもパネルに表示されます。
pic070809_14.jpg

そして、「Inflow velocity」の部分で「Y: -0.50」と値が設定してあります。この部分では、水の流れ出る向きと、その強さを指定しています。
Blenderでは、正面右がXの正、上がZの正、奥行き方向がYの正の向きになります。よって、「Y」軸方向にマイナスの値を設定していますので、水は画面の手前の方に流れ出るようになります。

強さは、「Domain」の「Realworld-size」の設定によって変わってきます。
下の絵は同じように「Inflow velocity」を「Y: -0.50」に指定しています。
Realworld-sizeが0.03ではかなり水の勢いが強い感じになります。
Realworld-sizeを10倍の0.3にすると、画面上では水の勢いは弱くなります。
pic070809_08.jpg pic070809_09.jpg

アニメーションは、こんな感じになります。


データを軽くするために、サンプルデータではパーティクルの設定を省いています。

パーティクルを設定するには、以下のようにします。
レイヤーの一番左を表示させ、3DViewでメッシュをマウス右クリックして選択します。
pic070809_10.jpg

「Fluid Simulation」パネルで「Bn」ボタンを押します。
「Generate Particles:」を「0.000」から「1.000」に、「Surface Subdiv:」を「1」から「2」に変更します。
pic070809_11.jpg

パーティクルを使用すると、このような感じに水しぶきが表示されるようになります。
pic070809_12.jpg


●Outflow
「Inflow」ではシミュレーション領域に水が流れ込むようにできました。これとはまったく逆に、シミュレーション領域にある水を、どんどん排出するのが「Outflow」です。

形状は「Inflow」と同様に、平面でも立体でも構いません。
「Outflow」を指定したオブジェクトに接触した部分で水が消滅します。
排水口というよりは、ブラックホールのようなものと考えた方がいいかもしれません。

「Fluid Simulation」パネルは下の画像のような感じになります。
「Inflow」のような向きや強さは設定できません。
pic070809_13.jpg

こちらはサンプルデータは用意していません。アニメーションはこんな感じです。




「Inflow」と「Outflow」については、だいたいこんな感じです。

これらの機能を使うと、Fluid Simulationで表現できるシーンに幅が広がります。

水の流れ出る形状の大きさを小さくして、流れ出る強さを大きくすると、ホースから水を放水するような状況をシミュレートできます。


逆に、水の流れ出る形状を大きくして、流れ出る強さを弱くすると、ダムの決壊シーンのような状況をシミュレートできます。
posted by mato at 04:15| Comment(7) | TrackBack(4) | BLENDER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
水着展に向けて着々と準備されてるんですね〜。
海の上でのセーリングの場面ですか〜( ..)φ
もしかして海の表現はBlenderでシミュレートして、とかでしょうか?
自分も今年こそは何か…と考えてはいるんですけど、このままだとまたグダグダになりそうな予感です^^;
Posted by casiopea at 2007年08月10日 09:43
こんばんは。
出来上がりの絵は特に凝ったものにはならないと思うのですが、予想していただいた通り水しぶきをBlenderでシミュレートしていまして、この調整に時間がかかっています。
サーフィンができるような波とかも作れそうな気がするのですが、そこまではしないつもりです。
水着展は、普段ギャラリーに投稿されている方々がどんな作品を作られるのか、とても楽しみですね。
Posted by mato at 2007年08月10日 20:44
こんばんは〜。
くるるちゃん赤の水着が良く似合いますね〜(*^^*)
テレビで言ってましたが、何かと赤が流行カラーになってきてるそうですね。(アレ?ローカル番組の話題だったのかもしれませんが........笑)

見た感じ流体シュミレートって難しそうですね。
Blender使って飛沫を作り、ポザに活用するとは凄いと思います〜!!
Posted by ワッピ〜 at 2007年08月10日 23:22
こんばんは♪

さわやかですね!
くるるちゃんの楽しんでいる雰囲気
が伝わり、爽快な気分になれました。

水着展という展覧会があるのでしたね。
今回の絵の完成版が早く観たいです。

それとBlenderでリアルな水しぶき等が
作れるんですね(**)オドロキデス!

Posted by mamomamo at 2007年08月11日 00:01
> ワッピ〜
こんばんは。
私は最新の流行とかは全然分からないのですが、自分で服を作るときには、いろいろ研究しないとまずいですね。水着とかは難しそうです。

BlenderのFluid Simulationは、最初に思ったよりは難しくなかったです。Blenderの看板機能の一つともいえますので、夏の季節に合わせて使ってみました。


> mamomamoさん
DAZのSailBoardは、作った本人がウィンドサーフィンをされている方なのではないかと思うくらいよくできていて、使っていて嬉しくなりました。

水着展は、mamomamoさんは投稿されないのですね。ちょっと残念です。

バケツから水がこぼれる、という感じのものは比較的作りやすいのですが、人物サイズのスケールに合うような水しぶきを作るのは、なかなか難しいみたいです。mamomamoさんが描くような感じにするのは、かなり難しそうです。
Posted by mato at 2007年08月11日 01:29
はじめまして。
ブログ更新情報とリンクに入れてもらってるみたいで、ありがとうございます♪ matoさんのブログには何回も訪れてますが、コメントを入れるのは今日がはじめてです。特徴的な作品で、いつも見させてもらっています。こちらからもリンクお貼りしました。今後ともよろしくお願いしますっ♪
Posted by Kizoku at 2007年08月24日 21:21
はじめまして。
かなり前にブログリストに登録させていただいてましたが、ご挨拶もせずにすみませんでした。
Kizokuさんは、最近「もえたん」をたくさんレンダリングされていますね。
私も先日購入しましたが、なぜか地元のお店には全然なくて、東京に行ったときにようやく入手できました。
機会があれば、私も「もえたん」とか「にあ☆みぃ」を使って絵を作ってみたいです。

リンクしていただいて、ありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いします。
Posted by mato at 2007年08月24日 23:52
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